平成30年10月6日(土)に、平成30年度災害ボランティアコーディネーター養成講座の基礎編の最終回を行いました。
第3回目となる今回は、NPO法人みえ防災市民会議副議長の中村伊英さんにお越しいただき、「災害時におけるボランティア活動」をテーマに、三重県広域授援計画を参考として受援のための計画づくりや、様々なスキル、知識を持つボランティア団体の理解について学びました。熊本大地震の際に立ち上げられた「火の国会議」を例に、本当の意味で復興に向けた多種多様なニーズを解決するため、様々な支援団体が連携・協働する協働型プラットホームの重要性などにも触れていただきました。また、被災者の立場を疑似体験するグループワーク『SATA-SEN』を通じ、「被災とは何がどうなることか」「復興とはどうなることか」を考え、被災者に寄り添う視点を学べたのではないかと思います。今回の講座を通じて、日ごろから各種支援団体の持つ知識や技術、物資といった特徴を把握することや、つながり作りをすることの大切さも学ぶことができました。
また、講義の終了後、本講座基礎編の修了式を執り行いました。今年度は13名の方が修了され、第Ⅲ期となる今年度を以て計49名の方が修了生となりました。本会としては、修了生の皆様をはじめ、住民の皆様と一緒に、これからも研修や訓練を通じて研鑽していきたいと思います。